トルティーヤとは?
トルティーヤは、メキシコやアメリカで広く食べられている薄焼きパンの一種です。タコスやブリトーの皮としてお馴染みですが、その原料には マサ粉(トウモロコシの粉) と 小麦粉 の2種類があります。あなたはどちらのトルティーヤ派でしょうか?
マサ粉と小麦粉、どちらが主流?
メキシコでは、定番のトルティーヤはマサから作られています。マサとは、乾燥させたトウモロコシを石灰水で処理(ニシュタマリゼーション)し、すり潰して生地にしたものです。マサを使ったトルティーヤは、トウモロコシの香ばしい風味ともちっとした食感が特徴で、タコスには欠かせません。
しかし、マサは作るのに手間がかかるため、より手軽に作れるように開発されたのが マサ粉 です。マサ粉はマサを乾燥させて粉末状にしたもので、水を加えてこねるだけで簡単にトルティーヤが作れます。
一方、小麦粉を使ったトルティーヤは、アメリカを中心に広まり、ブリトーやケサディーヤによく使われます。小麦粉のトルティーヤは、柔らかく伸びがよいため、具材を包みやすいのがメリットです。メキシコでも地域や料理によっては、小麦粉のトルティーヤも広く親しまれています。日本では、コンビニなどで販売されているブリトーは主に小麦粉の生地が使われています。
日本人の味覚に合うのは?
日本ではトウモロコシの生地を使った料理に馴染みが少なく、一般的には 小麦粉のトルティーヤ の方が食べやすいと感じる人が多いかもしれません。実際、国内で販売されているメキシコ料理の多くは小麦粉を使ったものが多く、飲食店でも小麦粉ベースのトルティーヤが採用されることがよくあります。
しかし、本場のメキシカンフードを味わいたいなら マサ粉で作られたトルティーヤ がおすすめです。トウモロコシの香ばしい風味が、肉や野菜の具材と絶妙にマッチし、本格的な味わいを楽しめます。
どちらを選ぶ?食べ比べてみよう
どちらのトルティーヤが好みかは、料理や食べるシーンによって異なります。
✔ 本場のタコスを楽しみたいなら… マサ粉のトルティーヤ
✔ ブリトーやラップサンドを作るなら… 小麦粉のトルティーヤ
✔ より健康的な選択をしたいなら… マサ粉(食物繊維が豊富)
✔ 馴染みのある食感を求めるなら… 小麦粉(ふんわり柔らかい)
ちなみに、日本で人気のスナック「ドンタコス」は トウモロコシの粉を使用 しています。スナック感覚でトウモロコシの風味を楽しみたい方には、こうした商品を試してみるのも良いですね。
まとめ
マサ粉と小麦粉、どちらのトルティーヤを選ぶかは、味の好みや料理の用途によって決まります。本場の味を体験したいなら マサ粉派、普段の食事に取り入れやすいのは 小麦粉派 かもしれません。
あなたはどちらのトルティーヤが好みですか?ぜひ食べ比べて、お気に入りのトルティーヤを見つけてみてください!