タコスとは?メキシコを代表する絶品グルメ
メキシコ料理の代表格ともいえるタコスは、そのシンプルさと奥深い味わいで世界中にファンを持つ料理です。タコスは、マサ(トウモロコシの生地)または小麦粉で作られたトルティーヤに、様々な具材をのせて折りたたんで食べるスタイルの料理。
主な具材には、牛肉・豚肉・鶏肉・シーフードなどがあり、さらに野菜やチーズ、サルサソースを加えて楽しみます。要するに、自由なアレンジが可能な料理。最近では、伝統的なスタイルに加え、創作タコスがトレンドになっています。
メキシコでのタコスの楽しみ方
メキシコでは、タコスはどこでも手軽に楽しめるストリートフードとして愛されています。屋台や庶民的なレストランで気軽に食べるのが一般的です。
また、自宅でマサから作るトルティーヤを用意し、好きな具材をそろえてタコスを作るのもおすすめ。家族や友人を招いて、ちょっとしたホームパーティーとして楽しむのにもぴったりです。
筆者がタコスにハマった理由
筆者がメキシコのタコスにハマったきっかけとなるエピソードがあります。
僕の大親友が、昔メキシコ人の女性と婚約していたことがありました。彼は僕の家の近くに住んでいて、僕らは時々彼らの家で一緒に食事をする機会がありました。そんなある日、彼女が本格的なマサを使ったタコスを作ってくれたんです。
そのタコスの味は、今でも忘れられません。手作りのトルティーヤはトウモロコシの香ばしさが際立ち、具材はジューシーで、スパイシーなサルサがアクセントになっていました。その一体感に衝撃を受け、「タコスってこんなに奥深くて美味しいものなんだ!」と感動しました。
それ以来、僕はメキシカンタコスの魅力にどっぷりハマり、本場の味を再現したくてマサについて調べ、自分で作るようになり、友人にも振る舞うようになりました。

タコスの歴史とマサの本当の姿
タコスの歴史は非常に古く、もともとはメキシコの先住民族によって受け継がれた伝統的な料理技術に基づいています。
本来、タコスのトルティーヤは、乾燥させたトウモロコシを石灰水で処理(ニシュタマリゼーション)し、それをすり潰して生地にするという方法で作られていました。これこそが「マサ」です。
しかし、この伝統的な製法は非常に手間がかかるため、もっと手軽にタコスを作れるように開発されたのが「マサ・ハリナ」。これはマサを乾燥させて粉末状にしたもので、水を加えてこねるだけで簡単に生地が作れる便利な粉です。
つまり、
- マサ = 伝統的な方法で作る、すり潰したトウモロコシの生地
- マサ・ハリナ(マサ粉) = マサを乾燥・粉末化したもので、水を加えてすぐに使える便利な粉。本サイトでは、分かりやすくマサ粉と呼びます。
本場の味を求めるなら、できるだけ質の良いマサ粉を選ぶことが重要になります。
自宅で簡単に作れる本格タコス
この美味しいメキシコのタコスを、ぜひ一度味わってみてください。本場の味をそのままに、マサ粉から作る手作りトルティーヤで、自宅でも簡単に楽しめます。
タコスを囲んで、楽しくて美味しい時間を過ごしましょう!
